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子供との毎日と手作りと


by shinya_kobo
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傍聴




PTAの社会見学で、裁判所見学会に参加してきました。

最初は一番広い法廷で、裁判所広報部とやらのお兄さんが
用語や座席(ココが裁判長席、とか)の説明をしてくれました。
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昔懐かしい社会の教科書みたい・・。


広報のお兄さん、ささやくような声だし、用語は難解だし・・。
  
   寝ちゃうかも・・。なんて心配もしつつ。


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法廷内を自由に見学。
各席に液晶モニターと、部屋の両側は大型モニター。
6名分の裁判員席もありました。




一通りの説明を受けたあと、少人数のグループに分かれて実際の裁判を傍聴します。




私たちのグループ、一つ目は、覚醒剤再犯の裁判でした。

成人して間もない青年と、証人としてその父。
 どうしてこの時そうしたか、どう考えての行動か、
 こうしようとは思わなかったか・・。

仕事、生活、行動について。青年だけでなく、父までもが執拗に問いただされます。
 成人しているとはいえ、子供を監督する親の責任の追及。辛い。すごく辛い。

やっぱり人生を左右する裁判だもの、眠くなんてなるわけない。


この日、スケジュール表を見ても覚醒剤の裁判はとても多かったです。





そして二つ目。ヤミ金高利貸しの裁判。

検察官による冒頭陳述。この検察のお兄さん、滑舌悪くてたどたどしい。
えー。眠くなってきたし。


あくびしそうになるのをこらえて耐えていると、
裁判長「では証人の奥さんは・・えーっと、どちら?」

PTAのメンバーと同年代の女性が、私たちのすぐ横で立ち上がって、
証人席に入ったとたん、泣き出しました。


同じくらいの歳の女性が、ご主人の犯罪の証人に立つ。

あーやっぱりこれも辛い。眠たいどころではなくなりました。






裁判員制度にあたって、裁判の守秘義務とか言うけれど、
公開裁判の傍聴の内容は、外ではしゃべってもかまわないそうです。
ただし、裁判所建物内には、関係者・家族がいる場合もあるので、
感想など言い合わないように、とのことでした。





このツアー、最後にランチ付き。

別の裁判を傍聴したグループの感想を聞くと、
「母の恋人に小学生の頃から性的暴行を受けていた少女の裁判」
を傍聴したそうで。

まさに私たちの子供の年齢。
気分が悪くなってランチ食べられない。って言ってました。



色んな複雑な思いをかかえて帰宅。
学校から帰った娘の質問攻めに合いました。
傍聴は何らかの年齢制限があるかと思い込んでいたけれど、
調べてみたらないみたい。
一度娘と行くのもいいかもしれないです。
by shinya_kobo | 2009-11-06 00:20 | 日記