子供との毎日と手作りと


by shinya_kobo
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コドモのコドモ




話題の問題作(?)見てきました。「コドモのコドモ

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これは完全なる「ファンタジー」でした。
いわゆる低年齢の出産ものとして現実的に見るには、矛盾、ご都合多すぎ。
で、そこに批判が集まっているようだけど、
「朝起きたらゴキブリになっていた」とか「猿が進化して星を支配していた」とか、
とにかくそういうことなの!と言う設定が一本あっての、ストーリーなのでは?


2回の経産婦としては妊娠の経過、出産について、その後の育児、
もう100くらいクレームつけられるけど、
そこを全てよしとしてしまって、子供たちの表情がステキでした。




主演の春菜役の甘利はるなちゃんは、きれいなアーモンド型の眼で、
子供らしい可愛さが抜群でした。
お友達役の伊藤梨沙子ちゃん、須藤瞳ちゃん、・・・みんな自然で生き生きして。

小学5年生の全体像も、なかなか見ることができない普段の教室を見たようでした。



ファッション誌をめくって細かすぎる希望を言い合う女の子たちの机に、
すぐ横で暴れていた男の子が飛び乗ってくると、
間髪入れずに襟首つかんでひっぺがす。
「男子なんか虫だし」あはは、同感!

「超うざいし」「みんな死ねだし」とか、勢い任せの意味のない言葉を吐いて。
でも仲良し3人の人間関係には異常に気を使う。
揚げ足を取って野次りだすとどうにもとまらなくなっちゃう。

もちろん誇張してはあるけれど、小学校高学年ってこんな感じなんだろうな。


以前の私だったらこういうマセて尖った子供って好きじゃなかった。
でも、娘の友達が集まってる姿を見たり、鼓笛の子たちの相手をしているからか、
その虚勢っぷりもいとしく感じたりして。

そして子供の心に届いていない大人たちをひっくるめて敵と見なし、
団結する子供たち。
この強さや行動力は、本当に子供たちにあるものなんでしょう。
その目的が出産なのはともかく。


本当に子供たちが団結して強さを持った時、
一人の大人も入り込めないことは、実際にはないでしょう。
抱える問題の大きさに、お母さんに相談する子は絶対いるはず。
もし娘がクラスで「大人に内緒」な問題をかかえていたら・・。
・・相談してくれるといいなぁ。そういう親子関係を作っていたいです。

子供とも大人ともすれ違ってしまった麻生久美子演じる八木先生。
とても共感しました。
ついイライラしてしまったり、心を読み違えたりするけれど、
基本的に子供の方を向いている。わかろう力になろうとしている大人は彼女だけ。

「任せとけ」と言ったおばあちゃんは直後に倒れちゃうし。
仕方ないとはいえ頼りになんない。
でもそのおばあちゃん。
春菜が些細なことにムカついて口癖の「みんな死ねだし」と言ったら、
「逝くのは私が一番だねぇ」と返す。
使っちゃいけない言葉をとがめたり、荒れた心を叱るんじゃなくて、
こういう諭し方ができたら、子供って落ち着いていくだろうな。




感動作っていうのじゃなく。
とっても特別な授業参観、いや、子供観察ができたような一本でした。
それだけ子役が上手だったってことですね。
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by shinya_kobo | 2008-10-30 02:07 | 映画